What Service?
Adapter Enablement は Salesforceエコシステム に関わる皆様の学習領域を補完するサービスです。
組織の拡大と成長をサステナブルなものにするためのベーシックな一般教養と、現場のOJTやナレッジだけでは補いきれない成長機会を補完する、Salesforceエコシステムに即した学習サービス/コンテンツを提供します。
Why Adapter Enablement?
私達がこのサービスを展開する理由は、クラウドエンジニアの成長モデルに補完すべき領域があると考えているからです。
このツリー図は、クラウド時代のインテグレータにおけるエンジニアの成長モデルをイメージしたものです。果実の部分が顧客に提供する価値だとすると、SaaSによってエンジニアは木の幹や土壌の部分を意識しなくてもすぐに顧客価値の提供・追求を意識することができます。
一方でそこから始めたエンジニアは、プロジェクトが高難度化したり大規模化した時に、幹や根、土壌の部分を学ぶ必要が出てきたのに、なかなか自身の現場ではその素養が得にくく、ややこしいプロジェクトになるとネガティブになってしまうケースがあります。
また逆に、オンプレ案件やインフラ構築から手掛けた経験のあるエンジニアは、SaaS/PaaSの“Way”や引き算的発想を身につけるまでに時間がかかることがあり、クラウドの癖や考え方が好きになれず抵抗感を持ってしまう、ということがあります。
どちらも個別の現場だけでは補完しにくい一方で、組織全体としてはその両面=顧客価値+土壌スキルを兼ね備えたエースの存在がますます欠かせないものとなっています。リゾルバは、この綻びに対してイネーブルメントというアダプターを展開し、両面スキルを備えたエースになれるような原体験やマインド、メソドロジーを提供していきます。それによって一人でも多くのエースがこの業界を押し上げ、顧客成功を成し遂げていくことを期待しています。
Why resolver?
私達の強みは、メンバー誰もが現場でプロフェッショナルであるということです。それぞれクラウドの領域で、会社の中心的な存在として、時には複雑で難しいプロジェクトを率いたり、全社を底上げするよう、その知見を展開してきました。たとえばこういったケースがあります。
- 業界シェア世界ナンバーワンのお客様に対するデジタルトランスフォーメーションのデリバリー
- Salesforce、Heroku、MA/DMP、AWS、オンプレシステムを統合するB2Cサービスの構築
- IoTやAI、ユニファイドコマースなどナレッジ・ノウハウの枯れていない新規領域でのハンズオンプロジェクトの推進
現場で活かせるマインドやナレッジは、現場を知る立場の人間からしか得られないと考えています。
研修サービスにありがちな座学的・抽象的なメニューではなく、実践的でその日から活かせるメソドロジーを提供していきます。
サービスの特徴
Project Based Learning(プロジェクトベースドラーニング)形式であること
研修ではプロジェクトベースドラーニング形式を取っています。具体的には、現場のケーススタディとしてテーマを設定し、「これらの状況において、プロジェクトマネージャである貴方ならどんなプロセスで仕立てていきますか?」といった形で問いを立てて、チームで議論・発表していただきます。
ナレッジ集だけを見ても現場のエースは育ちません。現場の状況によくあてはまるテーマでありつつ、チームでの議論・意思決定・解決をすることで、問題を構造化するときの考え方やアプローチ、ナレッジそのものを引き出しとして持ち帰っていただけるようになっています。
サービスの提供例・実績など
2020年にサービスを開始し、初年度は10社以上、延べ200名弱の方にご利用いただいています。
re-solver Partner Club やプロダクトサービスと合わせてご提供することも可能です。
プロジェクトコントロール研修(ジュニアPM編・シニアPM編)
Salesforce構築プロジェクトの現場で都度起こるよくあるトラブルを取り上げながら、PMとして、組織のエースとして成長するためのマインド獲得やメソッド・メソドロジーの獲得を目指します。
テーマと解説の例(いずれもチームディスカッションで答えのない議論に取り組む)
- デリバリーのよくある失敗とキックオフの段取り設計
- 炎上プロジェクトでの課題定義とリカバリーの仕方
アカウントコントロール研修
Salesforceを利用するお客様の成功のためには、プロジェクトマネジメントとアカウントマネジメントの両面が必要です。
アカウント担当として案件の仕立てや難しい状況での道筋の立て方、最高の関係に築き方などを実践的に学びます。
SEのためのロジカルシンキング講座
プロジェクトが重量挙げのようなものだとしたら、製品知識やPMBOKだけでなく論理的思考も挙上するのに大事な筋力です。
座学ではなくSEが実践でどうロジカルに考えればよいか、Salesforceの現場の課題に即して学ぶことができます。
SEのための会議設計・プレゼンテーション研修
生産性は型取りと先取りの蓄積。会議の設計を学んだり適切なプレゼンテーションをすることでプロジェクト成功率を高めます。無駄がなく練度の高い資料の作り方やリードタイムに応じた資料のテーラリング、あるいは先に進む会議だけをどう作れるかなどをテーマ形式で学んでいきます。
その他イネーブルメント施策群
組織の課題や成長目標に合わせてワンショット施策の企画または組織内での施策実行支援をすることも可能です。
以下に示す施策例を参考にしてください。
- Salesforce DX / Quipハンズオン
- Lightning Web Component モブプロ会
- 技術カバレッジ向上資格取得勉強会・取得キャンペーン
- Live Coding & Live Document
- プロダクト・ツールドッグフーディング
- 案件見極め方習得会
- 技術書輪読発表会
- Trailheadコンテスト